80〜90年代の大学生、勉強してました??
マハラジャやキング&クィーンに通い、DCブランドの服着て、クリスマスにはレストランとホテルを予約、プレゼントにティファニーのオープンハートがなんちゃら言ってたあの時代、周りに真面目に勉強している大学生って殆どいなかったんじゃないかな?
当然自分も殆ど勉強せずに大学卒業、まだバブル時代の余韻残る売り手市場で大した苦労もなく一部上場企業に就職。入社してから1〜2年は仕事が終わってからの合コンに勤しむもバブル崩壊で冬の時代へ、結婚後派手な生活も一転して目の前の仕事に邁進する毎日。海外駐在なんかもしたけど、とにかく仕事仕事の日々で30代に転職なんかもしちゃって更に仕事仕事の日々。
そんな感じで一直線に前に進んでいるうちに管理職になって部下を持つようになり、また海外駐在したり責任も大きくなるけど、仕事が楽しくて堪らなかった30代後半から40代前半。子供も大きくなってきて、ある程度のポジションまで昇進して、気がつけばもう50代.....
自分でも不思議なんだけど、ここ数年勉強がしたくてしょうがない。
数年前、50代を目の前にして「これからどうやって生きてくんだろ?このままサラリーマン管理職として退職して、あとは余生を過ごすだけか?」と思ったことがある。
そんな時、30代の頃に一緒に戦った仲間が急に「俺、大学に行くわ」。はぁ〜?彼は会社の中でも将来を嘱望されExecutive Pathを歩んでいた男だったが、30代後半でととっとサラリーマン生活に見切りをつけ、当時流行のテクノロジーを使ったスタートアップの会社に合流し社長に就任、何年か苦労してビジネス拡大した後、今度は自分で事業を立ち上げ順調に成長してきたところでいきなりの「大学行くわ」宣言。
「GoNinersさん、このまま昭和からの知識・経験だけじゃ食っていけないよ。今こそAcademic Learningから得られるもので自分をアップデートしないとね。リカレント教育の時代だよ!」
文部科学省のサイトではこんな説明書きが。
「リカレント教育」とは、「学校教育」を、人々の生涯にわたって、分散させようとする理念であり、その本来の意味は、「職業上必要な知識・技術」を修得するために、フルタイムの就学と、フルタイムの就職を繰り返すことである(日本では、長期雇用の慣行から、本来の意味での「リカレント教育」が行われることはまれ)。我が国では、一般的に、「リカレント教育」を諸外国より広くとらえ、働きながら学ぶ場合、心の豊かさや生きがいのために学ぶ場合、学校以外の場で学ぶ場合もこれに含めている(この意味では成人の学習活動の全体に近い)。
なお、「リフレッシュ教育」は、「リカレント教育」のうち、
であり、むしろ諸外国での「リカレント教育」に近い概念である。
日本のように終身雇用前提で残業当たり前の労働環境で成り立ってきた国では、働きながら学ぶという発想自体も育ってこなかったという背景がある。
学生時代に殆ど勉強してこなかった自分も、そういうのが当たり前だと信じてたし、知識なんて経験からついて来るって思ってた。けど、40代過ぎてから大学に行こうって言い出した友達には驚きを隠せなかった。更に驚いたのは、その大学には同じようにリカレントを目的として40代、50代、それも上場企業の社長始め実績のある社会人がゴロゴロしてるとのこと。
学校に行くことだけが学ぶ手段だとは思わないけど、世の中では成功者として認められた人たちが更にAcademic Learningから新たな学びを得て、それを自分の経験と掛け合わせて更に成功していくという成長のスパイラルを描いていったらどんなことになるんだろう??自分なんて一生ついていけないほど差がついちゃうんだろうな....
そんなことを考えたら、自分も学ばずにはいられなくなった。
さあどうする??
続きは次回........