50代からのMBA in USA

50代になって急にMBA取ろうと思って動き出したオジサンのブログ。卒業まで続けます?(続けたいな〜)

MBAの選び方

うわ、MBAってこんなに数があるの??

 

この歳になって初めて知ったMBAの数。そりゃこれだけ大学の数があればMBAもそれだけ多いのは当たり前だけど、それにしてもこれだけの数があるってことはそれだけニーズもあるって事だよな。

Google先生に聞いてみても正しい数字に行き着かない。数の問題じゃないみたい。

正式な数はどこにも存在しないようだが、感覚値だけでもと思い、大体こんな感じの数字に行き当たった。

AACSB(アメリカで最も古くて大きいMBA認証機関)に属するビジネススクール数:836(数え方で誤差があるらしいが)

アメリカでのMBA Program数:1000以上

 

大学に属さないビジネススクールなどもあるが、一方でFull-Time MBA, Part-Time MBA, Executive MBA, Online MBAなど複数のプログラムを持つ大学もあるから、まあそんなもんか。ちなみにWikipediaにはこんなことが書いてあった。

アメリカでは現在、500を越す大学・教育機関MBA課程を設置している。アイビーリーグ8校のうち、ブラウン大学プリンストン大学MBA課程を持たない。MBAは学校によって特色があり一概にどの学校がトップであるかとは判断しにくいが、複数のマスコミから毎年ランキングが発表されており、そのランキングは就職率や初任給の多寡、また生徒や実業界からの評価により変動している。

 

どうやって選ぼうか??

 

アメリカでの職務経験及び英語力を活かすために、アメリカのMBAが望みであることから、500以上ある学校及び1000以上あるプログラムの中から選ばなければならない。そこで50代の自分がMBAを選ぶ上での条件を以下の5点に設定した。

  1. 最も効率的な時間の使い方ができる(自分のペースでやれる)方法を提供してくれるプログラム:仕事しながらでもあまり無理しなくて済むように →Online MBAもしくはそれに近い演習形式
  2. 実践的なことばかりではなく、むしろAcademic色が強く基礎知識も学べるプログラム:サラリーマン生活30年で実践的なことは嫌ってほどやってきたので、寧ろその実践結果をAcademicな知識に照らし合わせてみたい →Executive MBAのような実践型ではない方が良い
  3. どうせ2−3年苦労するなら、MBAの本場アメリカでそれなりのネームバリューがある学校:大した大学出てないので、ちょっとコンプレックスがあり...  →US Top 15-20 Business School
  4. できるだけ受験の手間がかからないAdmission Processでいける学校:ただでさえMBAで勉強することになるのに、その上GMAT/GREとかTOEFLの準備に相当の時間かけてまでやりたくない....  →GMAT Waiver(免除)は必須
  5. 色々な分野で活躍する卒業生を多数輩出しているAlumni Networkのある学校:起業した時に一緒に組んだり相談できたりする仲間が欲しい →US Top 15-20 Business School

 

死ぬほどWebで調べまくり資料を取り寄せて1ヶ月程度リサーチした結果、この条件から行き着いたのが以下5つの大学、そこからの比較となった。

  • Syracuse Online MBA週2−3回のsynchronous(ライブ)セッションとasynchronous(ビデオ)セッションの組み合わせ、比較的EMBAのような業務経験者向け
  • Pennsylvania State World Campus MBA全てasynchronousセッションでの実施
  • Cornell EMBA Americas Program:毎週末のUS主要都市キャンパスからのLiveセッションと2年間で計7.5週間のオンサイトセッション参加が必須。Top School。
  • U of Southern California (USC):週2−3回のsynchronousセッションとasynchronousセッションの組み合わせ。Top School。
  • U of North Carolina (UNC) - Chapel Hill:週2回のsynchronousセッションとasynchronousセッションの組み合わせ。Top School。

 

さて、どこの学校にApplyしたでしょうか?

それはまた次回に.....

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長い目で見ると...

なんかつまんない.....

 

30代で転職したグローバル企業の中でどんどん責任が大きくなって、ポジションや給与が上がっていくのも楽しかったんだけど、ちょっと物足りない。40代になって大きな予算とチームを持たされ、必死になって予算達成に向かって努力したけど、それは結局はマーケットやお客様の状況に救われた点が多く「自分の実力なんて大して関係なかったんじゃないか」と思うことがある。リアルな手応えがない。

 

元々「お客様にどれだけ良いものを届けられるか、喜んでもらえるか」だけをモチベーションにやってきた。正直言えば、会社の利益とか自分のポジションなんてものは二の次だった私がサラリーマンとしてやってこれたのも、どんなに苦しくても最後にお客様の笑顔が見れると信じていたから。でもポジションが上がれば上がるほど、自分自身の付加価値で何かをお届けするというよりも、如何に部下を使って会社の利益を最大化するか、が求められるが苦痛になってきた。

 

そう言えば、20代後半から30代にかけて「起業したい!」と思っていた時期がある。起業に向けコツコツと準備してきたものの、会社で責任が増えて時間がどれだけあっても足りなくなるにつれて中途半端に立ち消えてしまった。

 

時は過ぎ、子供は十分成長したしお金に困ることもなくなった。仕事は忙しいけど、ある程度部下に任せれば自分の時間を作ることが可能になった。定年まであと10年弱、きっとあっという間に過ぎ去っていく。生活するためには今すぐこのポジションを手放すことはできないけど、あの頃の描いてた将来を実現する準備は始めることができるはず。

 

今でしょ!

 

自分の置かれた状況とやりたいのはこんなこと。

  • 生活に困っているわけではなく、急いで起業する必要もない
  • 起業のアイデアはぼんやりあるものの、それほど固まってはいない
  • 将来はアメリカで生活、自分で起業した会社の経営に関わりながら(as a Founder)、起業したいと思っている若者をサポート(as a Funder)していきたい
  • 決定的に足りないのは、起業のために必要な様々な知識とアメリカでの幅広い人的ネットワー

リカレント教育という名のAcademicな世界に浸かってみたいという衝動と、起業に向けた準備を両立するには「MBAしかない」という結論。

若い世代の人たちは、より厚遇な会社でより高いポジションに就きたいと思ってMBAを志すのだろうが、私は全く逆。ある程度まで行った自分が次に進む道のヒントを与えてくれるのがMBAだと考えている。

 

さあ、サラリーマンとしての仕事をしながらMBAに通うという挑戦を実現してくれる大学はどこにあるんだろうか??

 

続きは次回に.......

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リカレント教育

80〜90年代の大学生、勉強してました??

 

マハラジャやキング&クィーンに通い、DCブランドの服着て、クリスマスにはレストランとホテルを予約、プレゼントにティファニーのオープンハートがなんちゃら言ってたあの時代、周りに真面目に勉強している大学生って殆どいなかったんじゃないかな?

当然自分も殆ど勉強せずに大学卒業、まだバブル時代の余韻残る売り手市場で大した苦労もなく一部上場企業に就職。入社してから1〜2年は仕事が終わってからの合コンに勤しむもバブル崩壊で冬の時代へ、結婚後派手な生活も一転して目の前の仕事に邁進する毎日。海外駐在なんかもしたけど、とにかく仕事仕事の日々で30代に転職なんかもしちゃって更に仕事仕事の日々。

そんな感じで一直線に前に進んでいるうちに管理職になって部下を持つようになり、また海外駐在したり責任も大きくなるけど、仕事が楽しくて堪らなかった30代後半から40代前半。子供も大きくなってきて、ある程度のポジションまで昇進して、気がつけばもう50代.....

 

自分でも不思議なんだけど、ここ数年勉強がしたくてしょうがない。

 

数年前、50代を目の前にして「これからどうやって生きてくんだろ?このままサラリーマン管理職として退職して、あとは余生を過ごすだけか?」と思ったことがある。

そんな時、30代の頃に一緒に戦った仲間が急に「俺、大学に行くわ」。はぁ〜?彼は会社の中でも将来を嘱望されExecutive Pathを歩んでいた男だったが、30代後半でととっとサラリーマン生活に見切りをつけ、当時流行のテクノロジーを使ったスタートアップの会社に合流し社長に就任、何年か苦労してビジネス拡大した後、今度は自分で事業を立ち上げ順調に成長してきたところでいきなりの「大学行くわ」宣言。

「GoNinersさん、このまま昭和からの知識・経験だけじゃ食っていけないよ。今こそAcademic Learningから得られるもので自分をアップデートしないとね。リカレント教育の時代だよ!」

 

文部科学省のサイトではこんな説明書きが。

リカレント教育」とは、「学校教育」を、人々の生涯にわたって、分散させようとする理念であり、その本来の意味は、「職業上必要な知識・技術」を修得するために、フルタイムの就学と、フルタイムの就職を繰り返すことである(日本では、長期雇用の慣行から、本来の意味での「リカレント教育」が行われることはまれ)。我が国では、一般的に、「リカレント教育」を諸外国より広くとらえ、働きながら学ぶ場合、心の豊かさや生きがいのために学ぶ場合、学校以外の場で学ぶ場合もこれに含めている(この意味では成人の学習活動の全体に近い)。

なお、「リフレッシュ教育」は、「リカレント教育」のうち、

1) 職業人を対象とした、
2) 職業志向の教育で、
3) 高等教育機関で実施されるもの

であり、むしろ諸外国での「リカレント教育」に近い概念である。

 

日本のように終身雇用前提で残業当たり前の労働環境で成り立ってきた国では、働きながら学ぶという発想自体も育ってこなかったという背景がある。

学生時代に殆ど勉強してこなかった自分も、そういうのが当たり前だと信じてたし、知識なんて経験からついて来るって思ってた。けど、40代過ぎてから大学に行こうって言い出した友達には驚きを隠せなかった。更に驚いたのは、その大学には同じようにリカレントを目的として40代、50代、それも上場企業の社長始め実績のある社会人がゴロゴロしてるとのこと。

学校に行くことだけが学ぶ手段だとは思わないけど、世の中では成功者として認められた人たちが更にAcademic Learningから新たな学びを得て、それを自分の経験と掛け合わせて更に成功していくという成長のスパイラルを描いていったらどんなことになるんだろう??自分なんて一生ついていけないほど差がついちゃうんだろうな....

 

そんなことを考えたら、自分も学ばずにはいられなくなった。

さあどうする??

 

続きは次回........

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始動

アメリカのMBA合格しました!もう50歳過ぎてるのに.....

 

何を思ったのか、50歳過ぎてからのアメリカでのMBA挑戦。2020年7月から2年間にわたって仕事と勉強、二足のワラジ生活。

普段は仕事で日本とアメリカを行ったり来たり、そんなワークスタイルに合わせるためにOnline MBAにしました。それでも不安は募るばかり.....

  • 仕事と両立できる?大好きな酒を飲む時間もないんじゃない?
  • 週2コマのLive Sessionやビデオ聴講、課題図書、レポート、グループワーク... 本当にこの歳になってこなせる量なのか??
  • US Nativeの若者たちに混じってやっていける?そもそも英語大丈夫?
  • Online環境(Zoom)での議論についていける?

 

いや、やると決めたからにはやる。もう妻や子供にも宣言した。

会社には内緒、色々聞かれたり干渉されるのが嫌なので。

金銭的にはかなり辛い、日本の4−5倍の金がかかる。本当は100%自腹だと厳しいけど、なんとかやり繰りする。妻も許してくれた50代のワガママ。

 

初心を忘れないため、思ったこと、気がついたことを書き留めるため、備忘録代わりにこのブログを始めます。

授業が始まるまでの2ヶ月は初心を固めるために、

  • なんで今更MBAやろうと思ったの?
  • MBA取った暁にやりたいことは?
  • どんな準備するの?
  • いま不安なことは?

をこのブログに書いてみよう。

ブログのアップは不定期、あまり自分に負荷をかけ過ぎないように。

 

今日はここまで.....

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